「トリートメントは長く置いた方がいいって聞いたことあるけど、実際どうなの?」
お客様からよくいただく質問のひとつです。
今回は、お風呂の中で使う「洗い流すトリートメント」を“どのくらいの時間置くべきか?”について、わかりやすく解説します。
そもそも洗い流すトリートメントとは?
洗い流すタイプのトリートメントは、髪の内部に浸透する「補修効果」が期待できるケアアイテムです。
シャンプー後の髪はキューティクルが開いている状態なので、トリートメント成分が内部まで入りやすくなっています。そこに栄養を入れて、髪を内側から整えるのが目的です。
時間を長く置けばもっと効果があるの?
結論から言うと、時間を長く置いたからといって必ずしも効果が倍増するわけではありません。
トリートメントにはそれぞれ**「浸透時間の目安」**があり、多くの商品は【2〜5分】程度で十分な効果を発揮するように設計されています。
長時間放置してしまうと、逆に髪や頭皮への負担になる場合もあります。
なぜ長く置きすぎるとよくないの?
以下のような理由があります:
- 頭皮にベタつきが残る
→ 洗い残しや毛穴詰まりの原因になることも。 - トリートメントの成分が酸化
→ 特にシリコンや油分が酸化すると、髪の手触りが悪くなるケースも。 - 時間効率が悪く、逆にストレスに
→ 忙しい中でのケアが長時間になると続けづらくなってしまう。
効果を最大限に引き出す3つのコツ
- タオルで水気をしっかり取る
→ 水分が多すぎると、トリートメントが薄まり浸透しにくくなります。 - 毛先中心につけて、粗めのコームでなじませる
→ 手だけでなく、コームを使うことでムラなく広がり、しっかり密着。 - 2〜5分置いたらしっかり流す
→ 目安時間を守って、すすぎ残しのないように丁寧に。
トリートメントの種類によって違いはある?
はい、あります。
- サロントリートメント(集中ケアタイプ)
→ 5〜10分置く設計の商品もあります。 - ホームケア用のデイリートリートメント
→ 毎日使えるよう2〜3分でしっかり浸透する処方。
商品のパッケージや説明書をよく確認することが大切です。
まとめ:適切な時間で、効果的なヘアケアを
トリートメントは「長く置けば良い」というわけではありません。
大切なのは「適切なタイミング」「正しい使い方」。
せっかくのケアも、使い方を間違えると逆効果になることもあります。毎日のケアを効率よく、効果的に続けるために、正しい知識で美髪を育てていきましょう。