【美容師監修】ホームケアを頑張りたい方必見!正しい優先順位で美髪になろう!

こんにちは!

サロンでよく「ホームケアは何から始めればいいですか?」というご質問をいただきます。限られた時間とお金の中で効果的に髪をケアするためには、正しい優先順位が大切です。

今回は、最も効果的なホームケアの順番を解説します。この記事を読めば、あなたの髪質に合わせた最適なケア方法が分かるはずです!

目次

①シャンプー選びが全ての基本

ホームケアの土台となるのは、なんといってもシャンプー選びです。毎日使うものだからこそ、自分の髪質や頭皮の状態に合ったものを選ぶことが重要です。

髪質・頭皮タイプ別おすすめシャンプー

髪質・頭皮タイプおすすめシャンプータイプ選ぶポイント
乾燥肌・パサつきやすい髪モイスチャータイプセラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分配合
脂性肌・べたつきやすい頭皮スカルプクレンジングタイプ余分な皮脂を落とし、頭皮環境を整える
カラーやパーマで傷んだ髪ダメージケアタイプアミノ酸系洗浄成分、補修成分配合
敏感肌・頭皮トラブルがある低刺激タイプ香料・着色料・シリコンフリー

シャンプー選びの3つのポイント

  1. 洗浄成分をチェック:アミノ酸系は優しく、硫酸系は洗浄力が強い
  2. 自分の悩みに合った機能性成分:保湿?補修?頭皮ケア?
  3. 使用感:泡立ち、香り、すすぎやすさなど自分が続けやすいもの

一般的に市販シャンプーより、美容室専売品の方が髪に優しく、機能性も高いです。もし予算に余裕があれば、サロン専売品への投資は美髪への近道になります。

プロのアドバイス:シャンプーは一度に2種類使い分けるのもおすすめです。例えば、頭皮のためのスカルプシャンプーと、毛先のためのダメージケアシャンプーを交互に使うという方法も!

②アウトバストリートメントで日常的なダメージから守る

洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)は、日常生活での摩擦や紫外線、熱などから髪を守る重要な役割を果たします。特に毛先は最も古い部分で傷みやすいため、重点的にケアしましょう。

シーン別おすすめアウトバストリートメント

朝のスタイリング前

  • ヒートプロテクトスプレー:ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を守ります
  • 軽めのヘアオイル:わずか1〜2滴で毛先の広がりを抑え、ツヤを出します

日中の乾燥対策

  • 携帯用ヘアミスト:エアコンや紫外線による乾燥から守ります
  • UVカットスプレー:紫外線による色落ちやダメージを防ぎます

夜のケア

  • アウトバスヘアオイル:就寝前に塗布すると、寝ている間に浸透します
  • ナイトリペアクリーム:枕との摩擦から髪を守り、補修します

アウトバストリートメントの正しい使い方

  1. タオルドライ後の半乾き状態で使用するのが最も効果的
  2. 毛先から中間部分に向けて塗布し、根元には基本的につけない
  3. 使いすぎない:多すぎると髪がべたついたり重くなったりします

プロのアドバイス:アウトバストリートメントは「少量を何回かに分けて」使うのがコツです。一度にたくさんつけるよりも、少量ずつ足していく方が均一に広がり、べたつきません。

③正しい洗い方・乾かし方でダメージ予防

シャンプー剤やトリートメント剤にお金をかけても、洗い方や乾かし方が間違っていては効果半減です。正しい技術を身につければ、お金をかけずとも髪のダメージを大幅に減らせます。

正しいシャンプーの手順

  1. 予洗い:まずはお湯だけでしっかり予洗いし、汚れや整髪料を落とす(30秒以上)
  2. シャンプーの泡立て:手のひらでしっかり泡立ててから頭皮に乗せる
  3. 洗う順番:生え際→頭頂部→後頭部→側頭部の順で
  4. 洗い方:指の腹でマッサージするように、頭皮を優しく洗う(ゴシゴシ擦らない!)
  5. すすぎ:シャンプー剤が残らないよう、しっかりとすすぐ(1分以上が理想)

ドライヤーの正しい使い方

  1. タオルドライ:髪をタオルで包み込み、押さえるように水分を取る(擦らない!)
  2. 乾かす順番:根元→中間→毛先の順で乾かす
  3. 適切な距離:髪から20cm程度離して使用
  4. 風向き:頭皮から毛先に向かって風を当てる(キューティクルの流れに沿って)
  5. 仕上げ:最後に冷風を当てると、キューティクルが引き締まりツヤが出る

プロのアドバイス:急いでいても、ドライヤーを省略しないでください!濡れた状態の髪は非常に傷みやすいので、80%以上は乾かしてから外出しましょう。

④インバストリートメントで集中ケア

洗い流すトリートメント(インバストリートメント)は、週に1〜2回の集中ケアとして活用するのがおすすめです。日常的に使う①〜③に比べて優先度は低いですが、定期的に行うことで髪の状態を大きく改善できます。

インバストリートメントの種類

種類特徴おすすめの頻度
通常のコンディショナー軽い保湿・指通り改善毎日
ヘアパックより深い保湿・補修効果週1〜2回
ヘアマスク集中的な補修・栄養補給2週に1回
ホームカラー専用トリートメント色持ちを良くするカラー直後

インバストリートメントの効果を高める方法

  1. シャンプー後にタオルで軽く水気を切る:水分が多すぎると成分が薄まる
  2. 適量を均一に塗布:特に毛先に重点的に
  3. 放置時間を守る:少なくとも2〜3分、できれば5分以上
  4. 温熱効果を利用:蒸しタオルやシャワーキャップで覆うと浸透力アップ
  5. 十分にすすぐ:残留物があるとベタつきの原因に

プロのアドバイス:月に1回は「髪のスペシャルデー」を設けて、時間をかけたトリートメントをしましょう。例えば、ホットタオルでトリートメントを温めた後、15分ほど放置すると効果抜群です!

髪質別おすすめケア方法

あなたの髪質に合わせた最適なケア方法をご紹介します。

【細い髪・ボリュームが出にくい方】

  • シャンプー:ボリュームアップタイプ(シリコンフリー)
  • アウトバスト:根元用のボリュームスプレー
  • 乾かし方:頭を下に向けて根元から乾かす
  • インバスト:軽めのタイプを選び、根元には使わない

【太い髪・硬い髪の方】

  • シャンプー:保湿・柔軟効果の高いもの
  • アウトバスト:重めのオイルやクリーム
  • 乾かし方:ブラシを使いながら引っ張るように乾かす
  • インバスト:週2回の集中ケアがおすすめ

【クセ毛・うねりが気になる方】

  • シャンプー:保湿力の高いもの
  • アウトバスト:くせ毛用ミルクやオイル
  • 乾かし方:ブロッキングして、ブラシで引っ張りながら乾かす
  • インバスト:シリコン配合の高保湿タイプ

【カラーやブリーチをしている方】

  • シャンプー:アミノ酸系の優しいもの、カラーケア用
  • アウトバス:UVカット成分配合のミスト
  • 乾かし方:なるべく低温で、熱保護のオイルやミルク必須
  • インバス:週2回の集中補修トリートメント

まとめ:継続は力なり!

美しい髪は一日にしてならず。正しい優先順位でケアを継続することが、美髪への近道です。

ABOUT US
片山 恭輔
美容師歴15年目 年間1000人以上を担当 大阪で修行後、地元広島に帰還。 老けさせない痛ませない施術に定評◎ 詳しいヘアケア方法 知識豊富◎ お悩みを引き出し 解決へと導く丁寧なカウンセリング 色持ちも良く褪色も綺麗なカラー◎ 静かにゆったり過ごしていただけるような接客スタイルです♪