
こんにちは!
サロンでよく「ホームケアは何から始めればいいですか?」というご質問をいただきます。限られた時間とお金の中で効果的に髪をケアするためには、正しい優先順位が大切です。
今回は、最も効果的なホームケアの順番を解説します。この記事を読めば、あなたの髪質に合わせた最適なケア方法が分かるはずです!
Contents
目次
- ①シャンプー選びが全ての基本
- ②アウトバストリートメントで日常的なダメージから守る
- ③正しい洗い方・乾かし方でダメージ予防
- ④インバストリートメントで集中ケア
- 髪質別おすすめケア方法
- まとめ:継続は力なり!
①シャンプー選びが全ての基本

ホームケアの土台となるのは、なんといってもシャンプー選びです。毎日使うものだからこそ、自分の髪質や頭皮の状態に合ったものを選ぶことが重要です。
髪質・頭皮タイプ別おすすめシャンプー
髪質・頭皮タイプ | おすすめシャンプータイプ | 選ぶポイント |
---|---|---|
乾燥肌・パサつきやすい髪 | モイスチャータイプ | セラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分配合 |
脂性肌・べたつきやすい頭皮 | スカルプクレンジングタイプ | 余分な皮脂を落とし、頭皮環境を整える |
カラーやパーマで傷んだ髪 | ダメージケアタイプ | アミノ酸系洗浄成分、補修成分配合 |
敏感肌・頭皮トラブルがある | 低刺激タイプ | 香料・着色料・シリコンフリー |
シャンプー選びの3つのポイント
- 洗浄成分をチェック:アミノ酸系は優しく、硫酸系は洗浄力が強い
- 自分の悩みに合った機能性成分:保湿?補修?頭皮ケア?
- 使用感:泡立ち、香り、すすぎやすさなど自分が続けやすいもの
一般的に市販シャンプーより、美容室専売品の方が髪に優しく、機能性も高いです。もし予算に余裕があれば、サロン専売品への投資は美髪への近道になります。
プロのアドバイス:シャンプーは一度に2種類使い分けるのもおすすめです。例えば、頭皮のためのスカルプシャンプーと、毛先のためのダメージケアシャンプーを交互に使うという方法も!
②アウトバストリートメントで日常的なダメージから守る

洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)は、日常生活での摩擦や紫外線、熱などから髪を守る重要な役割を果たします。特に毛先は最も古い部分で傷みやすいため、重点的にケアしましょう。
シーン別おすすめアウトバストリートメント
朝のスタイリング前
- ヒートプロテクトスプレー:ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を守ります
- 軽めのヘアオイル:わずか1〜2滴で毛先の広がりを抑え、ツヤを出します
日中の乾燥対策
- 携帯用ヘアミスト:エアコンや紫外線による乾燥から守ります
- UVカットスプレー:紫外線による色落ちやダメージを防ぎます
夜のケア
- アウトバスヘアオイル:就寝前に塗布すると、寝ている間に浸透します
- ナイトリペアクリーム:枕との摩擦から髪を守り、補修します
アウトバストリートメントの正しい使い方
- タオルドライ後の半乾き状態で使用するのが最も効果的
- 毛先から中間部分に向けて塗布し、根元には基本的につけない
- 使いすぎない:多すぎると髪がべたついたり重くなったりします
プロのアドバイス:アウトバストリートメントは「少量を何回かに分けて」使うのがコツです。一度にたくさんつけるよりも、少量ずつ足していく方が均一に広がり、べたつきません。
③正しい洗い方・乾かし方でダメージ予防
シャンプー剤やトリートメント剤にお金をかけても、洗い方や乾かし方が間違っていては効果半減です。正しい技術を身につければ、お金をかけずとも髪のダメージを大幅に減らせます。
正しいシャンプーの手順
- 予洗い:まずはお湯だけでしっかり予洗いし、汚れや整髪料を落とす(30秒以上)
- シャンプーの泡立て:手のひらでしっかり泡立ててから頭皮に乗せる
- 洗う順番:生え際→頭頂部→後頭部→側頭部の順で
- 洗い方:指の腹でマッサージするように、頭皮を優しく洗う(ゴシゴシ擦らない!)
- すすぎ:シャンプー剤が残らないよう、しっかりとすすぐ(1分以上が理想)
ドライヤーの正しい使い方
- タオルドライ:髪をタオルで包み込み、押さえるように水分を取る(擦らない!)
- 乾かす順番:根元→中間→毛先の順で乾かす
- 適切な距離:髪から20cm程度離して使用
- 風向き:頭皮から毛先に向かって風を当てる(キューティクルの流れに沿って)
- 仕上げ:最後に冷風を当てると、キューティクルが引き締まりツヤが出る
プロのアドバイス:急いでいても、ドライヤーを省略しないでください!濡れた状態の髪は非常に傷みやすいので、80%以上は乾かしてから外出しましょう。
④インバストリートメントで集中ケア
洗い流すトリートメント(インバストリートメント)は、週に1〜2回の集中ケアとして活用するのがおすすめです。日常的に使う①〜③に比べて優先度は低いですが、定期的に行うことで髪の状態を大きく改善できます。
インバストリートメントの種類
種類 | 特徴 | おすすめの頻度 |
---|---|---|
通常のコンディショナー | 軽い保湿・指通り改善 | 毎日 |
ヘアパック | より深い保湿・補修効果 | 週1〜2回 |
ヘアマスク | 集中的な補修・栄養補給 | 2週に1回 |
ホームカラー専用トリートメント | 色持ちを良くする | カラー直後 |
インバストリートメントの効果を高める方法
- シャンプー後にタオルで軽く水気を切る:水分が多すぎると成分が薄まる
- 適量を均一に塗布:特に毛先に重点的に
- 放置時間を守る:少なくとも2〜3分、できれば5分以上
- 温熱効果を利用:蒸しタオルやシャワーキャップで覆うと浸透力アップ
- 十分にすすぐ:残留物があるとベタつきの原因に
プロのアドバイス:月に1回は「髪のスペシャルデー」を設けて、時間をかけたトリートメントをしましょう。例えば、ホットタオルでトリートメントを温めた後、15分ほど放置すると効果抜群です!
髪質別おすすめケア方法
あなたの髪質に合わせた最適なケア方法をご紹介します。
【細い髪・ボリュームが出にくい方】
- シャンプー:ボリュームアップタイプ(シリコンフリー)
- アウトバスト:根元用のボリュームスプレー
- 乾かし方:頭を下に向けて根元から乾かす
- インバスト:軽めのタイプを選び、根元には使わない
【太い髪・硬い髪の方】
- シャンプー:保湿・柔軟効果の高いもの
- アウトバスト:重めのオイルやクリーム
- 乾かし方:ブラシを使いながら引っ張るように乾かす
- インバスト:週2回の集中ケアがおすすめ
【クセ毛・うねりが気になる方】
- シャンプー:保湿力の高いもの
- アウトバスト:くせ毛用ミルクやオイル
- 乾かし方:ブロッキングして、ブラシで引っ張りながら乾かす
- インバスト:シリコン配合の高保湿タイプ
【カラーやブリーチをしている方】
- シャンプー:アミノ酸系の優しいもの、カラーケア用
- アウトバス:UVカット成分配合のミスト
- 乾かし方:なるべく低温で、熱保護のオイルやミルク必須
- インバス:週2回の集中補修トリートメント
まとめ:継続は力なり!
美しい髪は一日にしてならず。正しい優先順位でケアを継続することが、美髪への近道です。